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ジュエリー

Michikoさんとカエル

Michiko'sジュエリーのデザイナー、Michiko。

彼女の大のお気に入りはカエルです。

ジュエリーの商品のコーナーをご覧いただければおわかりのように、カエルをモチーフにしたジュエリーがいっぱいです。

そんな彼女が、カエルに対する想いを綴りました。

カエル







カエルの思い出

まだ20世紀の頃

都会から、田舎に引越したばかりの私の目に映る、
ごく普通の民家の庭先は、
おどろきや発見に満ちた別世界でした。

街にはアスファルトとコンクリートが、ほんの一部。
田んぼや畑と民家がすぐ近く。
小川や土がふんだんにある空間。

道ばたの名も知らない小さな草にまで、
四季折々に花が咲き、
生き物の気配に、満ちあふれていました。




太陽が水底まで照らしているはずの田んぼでは、
なぜか一部、黒く見える場所がありました。

   「何だろうと?」

と、近づいてビックリ。
オタマジャクシの大集団だったのです。

一匹ずつ、よく見ると、
頭でっかちで、ゆらゆらと泳ぐしぐさや、
エサを食べる表情が、かわいらしくて、
それからよく、田んぼに見に行くようになりました。

手足が生えて、顔つきもカエルらしくなったある日、
ついに、地上に這い上り、一休みする姿に
また、ビックリ。

シッポが付いたままだったからです。




アマガエルたちは
よく庭先へも遊びにきていました。
いつもは、草木のちょっとした窪みに座って
まるで果実のようにじっとしているのですが、

空気の匂いが変化し、あたりがわずかに暗くなり、
天からこぼれる、最初の一粒の雨が
木の葉を揺らすのを合図に、
庭のあちこちでカエルの声があがります。

雨が地上を打つ音と
カエルたちの声が、競い合うように大きくなり、
やがて、一体となって幾重にも繰り返されます。

まるで、寄せては返す波のようで
果てしなく続くように思われました。

雨が上がり、柔らかく湿った土の上では、
子供たちが泥だらけになりながら
カエルを追いかけて遊びます。

空が夕焼け色に変わり始め、
子供たちのお母さんやお姉さんが迎えに来て
カエルたちは、ようやく一安心。

金色の月が夜道を照らす頃
今度は、ウシガエルたちが歌いだします。

地の底から響くような
恐ろしげな、うなり声を聞くたびに、
日中のアマガエルの大合唱が
かわいらしく感じられたものでした。




時は流れて21世紀

かつて私が暮らした田舎は、
都会に比べれば、海と山に囲まれて、
まだ沢山の自然が残っています。

それでも小さな開発が次々と進み、
田んぼが減り、
小川はコンクリートのトンネルの中へと
封じ込められてゆくうちに、
庭先のカエルたちは、その姿を消してゆきました。

ご存知のとおりカエルは両生類です。

オタマジャクシの時代にも、
また次の世代へ命をつなぐのにも、
水辺が欠かせません。

庭先に遊びに来ていたカエル達にとって、
田んぼや小川を失う事は、
乗り越えがたい急激な変化だったのだと思います。

やがて、後を追うように、
カエルの周辺にいた、生き物たちも
姿を消してゆきました。




今日も、減りゆく生き物や、環境の変調を伝える
沢山のニュースが届きます。

まだカエルたちが居る頃の私にとって
ニュースはどこか遠い国の他人事のようでした。

カエルが居なくなる経緯を目の当たりにして、はじめて、
今の自分や家族ばかりか
未来の子供達にもつながる出来事なのだと
実感させられました。

微妙なバランスの上に成り立つ自然の中で、
もしも動植物が生きられない時代が来るとすれば、
それは人間にとっても、
生きてゆくのが難しい環境だと思います。

それぞれの地域で、
その土地本来の多様な生物が、受け継がれてゆく事は、
めぐり巡って、
今の自分や家族、そして未来の子供達といった、
大切な人達の幸せにも
つながってゆくのではないでしょうか。




幸せへの希望を込めて、
カエルや自然界のインスピレーションから
ジュエリーを作っています。

美しい自然の、みずみずしいイメージ、
宝石の色彩、
身に付けて心地よいフォルムを大切にしています。

見て、触れて、楽しんで下さる方のまわりに
笑顔が広がってゆけば幸いです。


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